機能の追加 |
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ArcGIS Explorer では、ダウンロードした後すぐに使用できる機能だけでも、マップのジオグラフィを探究し、検索を行い、マップのコンテンツを編成することができます。機能を新たに追加したり、必要のない機能を削除したりすることによって、アプリケーションに組み込まれている機能コレクションを変更できます。
ArcGIS Explorer に追加できる機能を「アドイン」と呼びます。アドインは、Esri からダウンロードすることも、ArcGIS Explorer SDK を使ってアドインを設計した開発者から取得することもできます。アドインには 6 つの種類があります。
1 つ以上のアドインがアドイン ファイル(.eaz)にパッケージ化されます。アドイン ファイルには、アドインが正常に機能するのに必要な .NET アセンブリと、その他の支援リソースが含まれています。また、アドイン ファイルには、画像やキャプションなど、リボン上でのアドインの表示に必要な情報も含まれています。
ArcGIS Explorer を組織内の他のユーザに配布するときは、リボンの組み込み機能の横にアドインを含めることができます。また、ターゲット ユーザにとって不要になった機能を、ArcGIS Explorer のリボンと各種コンテキスト メニューから削除することもできます。
アドインを ArcGIS Explorer に追加する場合は、直接アドインを追加する方法と、アプリケーション構成の一部として追加する方法の 2 種類があります。機能を削除する場合は、アプリケーション構成の定義によって行う必要があります。
[ArcGIS Explorer オプション] → [リソース] → [アプリケーション オプション] ダイアログでアドイン ファイルのアドインを ArcGIS Explorer に含めることができます。[アドイン] ボタンをクリックすると、[ArcGIS Explorer アドイン] ダイアログが開きます。
[ArcGIS Explorer アドイン] ダイアログには、すでにインストールしたアドインが一覧表示されます。アドイン ファイルを追加するには、[追加] ボタンをクリックして、ArcGIS Explorer に追加するアドインを含む *.eaz ファイルを指定します。
[ArcGIS Explorer アドイン] ダイアログを閉じると、ArcGIS Explorer を再起動するよう求めるメッセージが表示されます。アドインの追加または削除によって行った変更は、アプリケーションが再起動されるまで適用されません。再起動後は、[アドイン] という新規のタブが表示されるようになります。[アドイン] タブには、追加したアドインが表示されます。
[アドイン] タブで、アドインは大きなアイコンとして表示されます。[アドイン] タブのいずれかのグループに 9 個以上のアドインが含まれている場合、そのグループのアドインは小さなアイコンで表示されます。
アドインをアドイン ファイルから削除するには、[ArcGIS Explorer アドイン] ダイアログで削除するアドインを選択し、[削除] ボタンをクリックします。ArcGIS Explorer を次回起動すると、アドイン ファイルから削除したアドインは [アドイン] タブに表示されなくなります。すべてのアドインを削除すると、[アドイン] タブが表示されなくなります。
新しいバージョンのアドイン ファイルを入手した場合は、[ArcGIS Explorer アドイン] ダイアログを使って、ArcGIS Explorer が使用するバージョンを更新できます。アドイン ファイルを更新するには、更新されたバージョンの *.eaz ファイルを参照して指定します。古いバージョンが新しいバージョンに置き換えられます。新しいバージョンのアドインを [アドイン] タブで使用可能にするには、アプリケーションを再起動する必要があります。
ArcGIS Explorer に含めるアドイン ファイルは、ユーザのプロファイルにある ArcGIS Explorer の Addins フォルダにコピーされます。起動時に ArcGIS Explorer は、このフォルダに格納されているアドイン ファイルからアドインを自動的にロードします。このフォルダは以下の場所にあります。
ArcGIS Explorer 1500 以上のバージョンでは、以前の ArcGIS Explorer のバージョンで作成したアドインをロードすることができます。ただし、以前のバージョンの ArcGIS Explorer に ArcGIS Explorer 1500 以上のバージョンで作成したアドインをロードすることはできません。このバージョンから SDK に追加された新機能を使用している場合には、以前のバージョンではサポートされないためです。
リボンの [アドイン] タブにアドインを追加するには [ArcGIS Explorer アドイン] ダイアログを使用できますが、リボン上の機能の編成でコントロールを追加する場合や、不要なコントロールを削除する場合は、アプリケーション構成を定義できます。 アプリケーション構成により、ArcGIS Explorer のさまざまな機能を自分のニーズおよび組織内の他のユーザのニーズに合わせてカスタマイズできます。
アプリケーション構成を使用すると、リボンのコントロール、つまり、組み込みコントロールとアドイン両方の編成方法を設定することができます。独自のタブおよびグループを定義したり、自分や組織内の他のユーザの作業にとって不要になったタグ、グループ、コントロールを削除したりできます。また、アプリケーション構成を使用すると、組織内のユーザに簡単にアドインを配布できます。ユーザは、アドインの機能にアクセスするための手順を実行する必要はなく、また、アドインの内容を知っている必要もありません。
以下の例は、アプリケーション構成を使って実行できるカスタマイズの一部を示しています。この例では、[プレゼンテーション] グループが完全に削除されています。[ディレクション] および [ルート] ボタンが [ホーム] タブの [検索] グループから削除され、アドイン([Weather Station])およびリボンの組み込み機能([解析])を含んでいる新規グループが追加されています。
アプリケーション構成を使うと、リボンの設定の他にも、デフォルト コンテンツの定義、アプリケーションのブランディング、許可される機能の管理など、さまざまな方法で ArcGIS Explorer をカスタマイズできます。
アプリケーション構成を使って、ArcGIS Explorer を組織内の他のユーザのニーズに合わせてカスタマイズする方法について