[ホーム] タブにある [コンテンツの追加] 分割ボタンのコンテンツ タイプのリストで [ジオデータベース データ] を選択すると、ファイル ジオデータベースを参照したり、ArcSDE データベースに接続して、そのコンテンツにアクセスしたりできます。
ファイル ジオデータベース
ファイル ジオデータベースは、ファイル システムのフォルダに保持される、さまざまな種類の GIS データセットのコレクションです。これは、ファイル システム フォルダに格納して管理する、ArcGIS で推奨されているネイティブなデータ形式です。ユーザは、単一ユーザまたは小規模ワークグループを想定しています。各データセットはディスク上で別々のファイルで、ファイル ジオデータベースは、そのデータセット ファイルを保持するディスク上のファイル フォルダです。ファイル ジオデータベースの主な目的は、次のとおりです。
- すべてのユーザが幅広く利用できる、シンプルでスケーラブルなジオデータベース ソリューションを提供します。
- 複数のオペレーティング システムに対応する可搬性のあるジオデータベースを提供します。
- 必要に応じて非常に大きなデータセットに対応します。
- たとえば、3 億個以上のフィーチャが含まれたデータセットや、ファイルあたり 500 GB を超えるデータセットをパフォーマンスを維持した状態でサポートするための、優れたパフォーマンスとスケーラビリティを実現します。
- パフォーマンスと格納に合わせて最適化された、効率的なデータ構造を使用します。ファイル ジオデータベースが使用する格納領域は、シェープファイルやパーソナル ジオデータベースに必要なフィーチャ ジオメトリの格納領域の約 1/3 です。
- シェープファイルよりも効果的に属性を処理し、シェープファイルの制限を超えるデータ サイズに対応します。
ファイル ジオデータベースには、ユーザが読み取り専用の圧縮率の高い最適化されたジオデータベースを作成できる読み取り専用圧縮オプションも含まれています。
ファイル ジオデータベースにコンテンツを追加するには、次の手順に従います。
- [ホーム] タブにある [コンテンツの追加] 分割ボタンのコンテンツ タイプのリストで、[ジオデータベース データ] を選択します。
- [ジオデータベースの追加] ダイアログで、[ジオデータベースのタイプ] として [ファイル ジオデータベース] を選択します。
- ジオデータベースを参照するか、その絶対パス名を入力して開きます。

- [次へ] をクリックします。
- 表示されたリストから、1 つまたは複数のデータセットを選択します。

Shift キーを押したまま選択すると、隣接した複数のアイテムを選択できます。Ctrl キーを押したまま選択すると、隣接していない複数のアイテムを選択できます。
- [追加] をクリックします。
選択したアイテムがレイヤとしてマップに追加されます。選択したレイヤが描画される順序を変更するには、レイヤを選択して、[ツール] タブの [アクション] グループで [最前面へ移動] または [最背面へ移動] をクリックします。また、[アクション] グループのダイアログ ランチャをクリックすると、[レイヤの管理] ダイアログが表示され、レイヤの描画順序を変更できます。
注意事項
- 現在のバージョンの ArcGIS Explorer では、ファイル ジオデータベースに格納されているベクタおよびラスタのコンテンツを追加できます。
- アノテーション フィーチャクラスをジオデータベースから直接追加することはできません。アノテーション フィーチャクラスを追加するには、レイヤ ファイルとして追加するか、レイヤ パッケージを使用して追加します。
ArcSDE ジオデータベース
ArcSDE は、リレーショナル データベース内の地理空間データに対してアクセスと管理を行うための Esri テクノロジです。ArcSDE テクノロジは、(ArcSDE がサポートする多様な空間データ格納オプションに加えて)Open Geospatial Consortium, Inc.(OGC)標準の Simple Features、国際標準化機構(ISO)標準の空間タイプ、Oracle Spatial の空間データ型など、複数の標準データの読み書きをサポートしています。
このリリースの ArcGIS Explorer は、ベクタ データとラスタ データセット データ タイプを 3 層接続でサポートしています。ダイレクト コネクトという 2 層接続を確立するには、ArcGIS Explorer Data Access Expansion Pack をインストールします。
ArcGIS Explorer データ アクセス拡張パックを取得するには、次の手順に従います。
- [ArcGIS Explorer] ボタン
をクリックします。
- [ArcGIS Explorer オプション] ボタンをクリックします。
.
- [リソース] をクリックしてから、[拡張パック] をクリックします。

- 表示されたダイアログで、[拡張パックの取得...] をクリックします。
- Esri の Web サイトからデータ アクセス拡張パックをダウンロードします。
ArcSDE ジオデータベースに接続する手順
次の手順は、データベース接続を作成して確立した後、データベースに接続する方法の概要です。システム管理者が、ユーザのためにデータベース接続をすでに作成し、必要なすべての接続情報を格納したマップ ファイル(*.nmf)を作成済みである場合も多くあります。
- [ホーム] タブにある [コンテンツの追加] 分割ボタンのコンテンツ タイプのリストで、[ジオデータベース データ] を選択します。
- [ジオデータベースの追加] ダイアログで、[ジオデータベースのタイプ] として [ArcSDE ジオデータベース] を選択します。
- [サーバ]、[サービス]、[データベース] および認証情報を指定します。

注意:
- [データベース] パラメータが必要かどうかは、使用している DBMS によって異なります。
- ジオデータベースが(sde ユーザ スキーマではなく)dbo スキーマを使用している場合、[トランザクション バージョン] のテキストを「dbo.DEFAULT」に変更します。
- [トランザクション バージョン] を変更できるのは、ジオデータベースに正常に接続できる場合に限ります。
- ArcSDE ジオデータベースへのダイレクト コネクションを作成する場合
- [次へ] をクリックします。
- 表示されたリストから、1 つまたは複数のデータセットを選択します。

Shift キーを押したまま選択すると、隣接した複数のアイテムを選択できます。Ctrl キーを押したまま選択すると、隣接していない複数のアイテムを選択できます。
- [追加] をクリックします。
選択したアイテムがレイヤとしてマップに追加されます。選択したレイヤが描画される順序を変更するには、レイヤを選択して、[ツール] タブの [アクション] グループで [最前面へ移動] または [最背面へ移動] をクリックします。また、[アクション] グループのダイアログ ランチャをクリックすると、[レイヤの管理] ダイアログが表示され、レイヤの描画順序を変更できます。
既存のジオデータベースに接続する手順
[ホーム] タブにある [コンテンツの追加] 分割ボタンのコンテンツ タイプのリストで、[ジオデータベース データ] を選択します。[ジオデータベースの追加] ダイアログで、既存の接続を選択します。
新しい接続や異なる接続を指定する場合は、ダイアログの下部の領域をクリックします。